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新生児は、はっきりと目が見えるわけではなく、はじめは明るいか暗いか程度の視力ですが、一ヶ月くらいで物の形が分かり、二ヶ月くらいでは、色が分かるようになります。そして四ヶ月くらいになると、動く物を追って目を動かせるようになります。
こどもの目の健全な発育のためには、新生児から日常的に目を使うことが大切です。この発育する途中で、物を見る訓練ができなくなると、視力の発達は抑えられて、止まってしまいます。この状態が弱視です。弱視になる原因としては、斜視や遠視、けがや病気などがあげられます。
斜視ですと、両眼視ができないので、物が二重に見えます。そうなると判断する脳が混乱を起こし、斜視になっている眼を使わないようになり、視力の発達が遅れることがあります。
およそ2%のこどもには、斜視がみられます。斜視は小児眼科の代表的な病気といえます 。

弱視は、視力の発達が抑えられている期間の長さや程度によって、よくなるかどうかが変わります。3才くらいまでに弱視が見つかれば、治る可能性は高くなります。ですので、早期発見をするためにも、3才児検診を積極的に行なって下さい。治療方法としては、眼鏡や斜視手術などが行われます。
斜視については、調節性内斜視は眼鏡で治ります。それ以外の斜視は、手術による治療となります。
・斜視の手術について
手術には大きく分けると二種類あります。ひとつは眼球についている目の筋肉を後ろにずらす方法です。もうひとつは、目の筋肉を縫って、位置を眼球の前にずらす方法です。手術そのものは、短時間で終わる場合がほとんどなので、点眼麻酔で行うこともできますが、こどもを手術する場合ですと、静かに手術を受けることが難しいので多くの場合は全身麻酔で行います。手術については、十分な検査の後に進めますので、疑問があればその都度ご相談ください。
斜視がひどい場合には、3才くらいまでに手術をすることをお進めします。斜視は大きくふたつあって、程度が強く日常的に眼が横を向いてしまうような場合と、意識するとまっすぐ前を見ることができる場合があります。弱い斜視の場合には、急いで手術をしなくてもかまいませんが、強い斜視の場合には子供のうちに治したほうがいいと思います。一生使う眼ですから、お子さんが小さい時期に、気になるような症状があるようでしたら検査を受けさせてください。 |
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